江戸城、そして徳川幕府の護りとして天海により寛永2年(1625)に創建された寛永寺は、令和7年に創建400年を迎えます。寛永寺は徳川幕府との関わりだけでなく、歴代住職には親王が就任し、朝廷との関係も深く、江戸時代の宗教、文化の一大中心地といえる存在でした。また、寛永寺の寺地がある上野の山は江戸庶民にとっては格好の行楽地でもあり、維新時には彰義隊の戦いの場ともなり、浮世絵の題材にもなりました。
本特集では、創建400年を記念して、寛永寺および子院のに伝わる宝物を中心に、その歴史と集積された江戸文化の粋や、寛永寺本坊跡地に建つ博物館との関わりをご紹介します。
◆寛永寺と天台宗関連図書
上野寛永寺 将軍家の葬儀(歴史文化ライブラリー) 浦井 正明 著 四六判 240p 1,870円 2007年11月 吉川弘文館
神と仏のはざま-家康と天海 菅原 信海 著 四六判 232p 2,200円 2013年10月 春秋社
南光坊天海発給文書集 東叡山寛永寺 監 A4判 474p 19,800円 2014年2月 吉川弘文館
東叡山寛永寺 徳川将軍家御裏方霊廟 寛永寺谷中徳川家近世墓所調査団 編 全3冊 1,520p 165,000円 2012年12月 吉川弘文館
伝教大師 最澄 大久保 良峻 著 四六判 360p 2,750円 2021年6月 法藏館
最澄(人物叢書) 田村 晃祐 著 四六判 304p 2,310円 1988年1月 吉川弘文館
比叡山と天台のこころ 杉谷 義純 著 四六判 280p 2,000円 2020年4月 春秋社
『法華玄義』を読む天台思想入門 菅野 博史 著 四六判 416p 5,500円 2013年4月 大蔵出版
日本天台における根本思想の展開 大久保 良峻 著 A5判 471p 9,900円 2024年3月 法藏館










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